麻雀で最強の役はリーチです。
最高打点の話であれば役満なんですが、作りやすい、相手の行動を抑える、高打点、と莫大なメリットを誇る役がこのリーチです。
圧倒的なコスパなので、リーチをうまく使えるかどうかで成績は大きく変わります。
初心者は牌効率や、押し引き、鳴きやオリなど覚えることが沢山ありますが、一番覚えやすく成績に反映されやすい技術はこのリーチ判断だと思います。
よって、とりあえず強くなりたいという人はまずリーチ判断を最優先に覚えるようにしてみてください。
今回はリーチの強さについて説明します。
目次
リーチの圧倒的なメリット
作りやすい
リーチがコスパが良い役である理由その1。
まずは役を成立させやすいということ。
面前であれば1000点を供託にして牌を横に曲げて「リーチ」と発声するだけです。非常に簡単。
面前で手を進めるという条件さえ達成できれば問題ないのです。
相手に不利な状況を強いる
リーチのメリット2つ目は相手に不利な状況を強いることができるということ。
これはリーチの特権です。
リーチを受けたプレイヤーは押すかオリるかの判断を強いられます。
オリるのであればもうそのプレイヤーはほぼあがれないので、アガリ競争に脱落者が生まれます。
押すのであればその間常に放銃する可能性を背負うので、普通に手を進めるよりもかなり不利な状態を強いられます。
押してもオリても、どの道不利な状況であることには変わりがないのです。
この状況を他の3人に強いるというのは麻雀ではかなり強い動きとなります。
打点が上がる
まだリーチのメリットはあります。
それはアガリの打点が上がるということ。
リーチは一般的なルールであれば、一発と裏ドラという追加役が期待できます。
麻雀は満貫までは1ハン上がるごとに打点が倍になります。
よって1ハンは特に低打点ではかなり貴重なのですが、リーチの1ハンに加えさらに裏ドラと一発がつく可能性もあるので、潜在的な打点が上がります。
特にもともと安い手ではは期待打点が高くなります。
リーチのデメリット
1000点の供託
リーチをするには1000点供託しないといけません。
上に述べたメリットに対してはかなり小さいデメリットです。
しかし、1000点出すことで着順が落ちたり、だれかの着順が上がる条件を満たしてしまう際には注意が必要です。
アガリ牌以外全てツモ切る
リーチを象徴するデメリットです。
アガリ以外の牌は全て無条件で切らないといけないので、オリたり手を作ったりすることはできません。
放銃率は少し上がりますが、リーチをかけていたおかげであがれることも多いので、実はそこまで気にするデメリットではなかったりします。
リーチ判断
さて、リーチの強さを説明してきましたが、実戦での問題はテンパイしたときリーチした方がいいのか、ダマにした方がいいのかの判断です。
このリーチ判断は成績に大きく寄与する部分ですのでしっかり身につけましょう。
特別な理由がないならリーチ
リーチ判断のコツは、「この手はリーチをかけた方がいいのか?」という考え方をするのではなく、「この手はダマにした方がいいのか?」と考えることです。
つまり、基本的に理由がない限り、面前でのテンパイはリーチした方が良いということです。
もしもランダムで面前でのテンパイ形を作ったとき、大体8割くらいのテンパイはリーチした方が良いという説もあります。
とにかく、テンパイ時にはダマにする理由を探すことを考えましょう。
さダマにする為の理由は打点があるかないかが大きいです。
基本的にダマで跳満以上あるのであればダマが無難です。
また、満貫でも待ちが愚形ならダマが無難です。
満貫以下の手であれば基本的にリーチで構いません。
特に初心者に多い誤りが待ちの良さでリーチ判断をするということです。
愚形だからダマ、三面待ちだからリーチという人がいますが、基本的にカンチャンやペンチャン待ちでもリーチで構いません。
むしろ愚形をしっかりリーチできるかどうか、というのは成績に関わる部分です。
また、ダマにする理由としては特にアガリトップやトップ目で高得点の時などがあります。
アガリトップはあがればいいだけですので、役があってロンできる状態ならダマがいいですし、トップ目で点数を多く持ち南場の後半などであればそれ以上得点を稼ぐ必要性が薄れます。
打点よりアガって局を消化することを重視した方がいいので、ダマにする理由ができます。
勿論強くなっていけばもっとシビアにリーチ判断をする必要がありますし、追っかけリーチであれば判断基準は変わってきます。
それでもリーチというのは非常に強い役で、面前のダマテンはあまり得じゃないことが多いというのは意識した方が良いです。
強者はリーチ率も高いですし、特に愚形でもしっかりリーチしてきます。もし今までダマテンが多かったと言う人はぜひリーチを沢山かけてみてください。