麻雀の上達に欠かせない「ミスを減らす」という考え方

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麻雀が強い人とはどのような人でしょうか。

スピード力があり先制リーチを沢山打ってくる人、逆に先制リーチにはしっかりとオリて隙のない人、鳴きが上手くかわし手を的確にあがれる人など、色々なイメージがあります。

実は彼らには共通点があります。

それは「ミスをしない」ということです。

麻雀はミスをしない人が強く、ミスをするほど弱いと言っても過言ではありません。

今回はこのミスについての記事です。

目次

麻雀は減点式のゲーム

例えばサッカーのようなスポーツでは、突出したシュート能力や他のプレイヤーよりも圧倒的にドリブルが速い、というような何かに特化したプレイヤーは強いとされることが多いです。

これは他の人よりもシュート能力が高いから評価される、というように加点式の評価です。

一方、弓道などの武道では基本的にお手本とすべき型がありそれにいかに近づくか、その近づき具合で優劣がついたりします。

これは正解とする型から離れれば離れるほど良くないという減点式の評価です。

そして麻雀は減点式のゲームと言えます。

麻雀の技術介入要素は何を切るか?(最高14択)リーチをするか?(2択)鳴くか?(2択)という有限の選択肢から一つを選ぶという判断の部分です。

この部分は実際にそれが正解かどうか分かるかは別として、潜在的に正解があるといえます。

他の選択肢よりもより良い結果が望めるであろう選択が正解ということです。

よってこの正解の選択からいかに逸れずに選択を積み重ねていくか、ということが強さに繋がります。

正解から近い選択をするほど強く、遠い選択をするほど弱い、ということが言えます。

勿論、現代の麻雀研究では何が正解かどうかわかっていないことも多いです。

それでも明らかにこれは違う、という選択が存在しており、それは明確にミスと呼んでいいでしょう。

ミスにも種類がある

麻雀ライターの福地誠さんが「A級ミス」という概念を提唱しています。

これはミスの中でも特に致命的なミスのことです。主に押し引きのミスやイーシャンテン時の牌効率ミスなど、失点に直結するミスがこれにあたります。

これらのミスをしてしまうと、それまで牌効率をうまくやってきた結果が一瞬にして無に帰すことも多いです。点数の小さな積み重ねもこのミス1つで一瞬で台無しになります。

また、そこまで致命的でないミスをB級ミス、小さいミスをC級ミスという言い方もしています。

イメージ的にはC級ミスは序盤の3シャンテン以下での牌効率など結果に影響しにくい部分、B級ミスは2シャンテン時の牌効率や鳴きなど、A級とC級の間の中くらいのミスという感じになります。

もちろんしてはいけないミスとしてはA級ミス>B級ミス>C級ミスということになります。

麻雀を減点式のゲームとして考えると、1ゲームでの「ミスの回数×ミスの質」分だけ減点されるということになります。

ミスの回数を減らすことも大切ですが、掛け算なのでミスの質を減らすことも重要です。この合計点が低い人が強い人だとも言えます。

致命的なミスだけはしない

特に初心者や中級者が徹底すべきことは、B級やC級のミスはともかく、A級のミスだけはしないように心掛けることです。

失点に繋がりやすいA級ミスはそれまでの選択を全て台無しにすることも多く、B級ミスやC級ミスとは比べ物にならないくらいの大きいミスです。

1ゲームでB級ミスを何度も犯すよりもA級ミスを数回犯す方が成績は下がりやすいと言えます。

A級ミスを回避するためにはまず基本的な押し引き判断やイーシャンテン時の牌効率などの基本をしっかりと固めることです。

また対リーチなどにも動揺せず、集中して冷静に判断を下していくことが大切になります。メンタルの崩壊はミスを誘発するので気を付けましょう。

麻雀が強い人は圧倒的な打点力があるわけでも、鉄壁の守備力があるわけでもありません。

ただただミスをせずコツコツとやれることを的確にやっているだけです。当たり前の打牌を当たり前にこなすこと。そのためにまずはA級ミスを少しでも無くすことからはじめてみましょう。

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