今回は最近twitterで話題になっているタクミルで受講してきたので今回はその感想記事となります。講師はzeRoさんにお願いしました。
目次
タクミルとは
タクミル(https://www.takumiru.com/)とは、麻雀の講師と生徒を繋げるサービスです。自分が教えてほしい講師を指名し、受講日を決め、skypeで50分の講義を受けられます。ニュアンス的には講師との講義というより、麻雀家庭教師と言った方が近いかもしれません。
現在タクミルに登録されている講師は、
・zeRo(天鳳十段5回経験、競技麻雀団体所属経験)
・メカゼットン(天鳳十段経験者、現役健康麻雀講師)
・白河雪菜(元日本プロ麻雀連盟所属(二段))
・オラゴン(麻雀店従業員として最高クラスの成績、天鳳八段)
・浅井堂岐(日本プロ麻雀協会B1リーグ所属、タイトル歴あり)
の5名(敬称略)です。それぞれの方の詳細はタクミルの講師紹介を見てください。
まだ始まったばかりのサービスであり、講師欄にもand more…と書かれているので、これから講師陣が増えていく可能性もありそうです。
それぞれの講師によって教え方や講義内容はさまざまです。
例えばzeRoさんやメカゼットンさんであれば天鳳の牌譜を用いた牌譜検討、浅井堂岐プロであればプロ受験への指導も対応しているようです。
講師の方それぞれの紹介を読んで、対象レベルや普段打つルールなどが自分にあった講師の予約をすると良いでしょう。
ちなみに受講までの流れとしては、タクミルの会員登録(無料)→講師のスケジュールから自分の予約日を決める(講師によって予約できる曜日が違ったりする)→講師への受講フォームを書き込む(普段打つルールや麻雀歴、講師への質問などの情報やskypeID)→決済(クレジットカードが必要)→当日の受講という感じでした。
受講内容
筆者はzeRoさんの講義を受講しました。
予約から受講日まで時間が空いていましたが、前日にはタクミルからメールが届き、当日の昼(受講は18時)にはzeRoさんからskypeで挨拶のメッセージが届きました。
受講内容としては最初の10分程度は自己紹介、麻雀歴やレベルの確認、雑談などをし、残り40分程度で事前に用意した天鳳の牌譜検討をしていただきました。
牌譜検討は半荘1回分のものをじっくりと見ていただきました。
基本的に最初から筆者の打牌を追っていき少し難しい場面になるごとに一度止まり、zeRoさんだったら何を切るかを言い、実際に筆者は何を切ったのかを見て選択が違えばなぜ違うのか(どの程度の判断の差なのか、明確なミスであればなぜミスなのか)を教えていただきました。
難しい局面以外でも常にzeRoさんの考えていることを言いながら牌譜を進めてくれる感じでした。他者が何を切ったのかも細かくチェックされていました。この際の思考スピードや場況把握が異常な速さで、強者の片鱗を味わいました。
zeRoさんの考える正着を一方的に教えるのではなく、「ここではどういう考え方をしたのか?」「ここで考えるべきことは何だと思うか?」というように思考のプロセスをを重視している印象でした。特に問題のない選択の場面でも、「このときどういう思考でしたか?」という質問を受けたのが印象的でした。
また、選択が違う場面でもこちらの意見を否定せずに、やわらかい伝え方を意識していると感じました。特にこういった部分は他者に教える際に重要なことだと思います。zeRoさんはタクミル以前にも何度もskypeでの牌譜検討の経験があるとのことで、かなり教え方や伝え方は意識されていると感じました。
最後には半荘を通じておおまかな課題を提示(筆者の場合は自分が比較的悪い手の時の進行と終盤の牌の安全度の意識)してもらいました。何度も受講を重ねていくとより自分の弱点や打牌傾向が浮き彫りになるでしょう。
個人的にはアドバイスをもらえたことも勿論ですし、話している内容や着眼点から強者の思考スピードや考え方を感じることもできたので満足でした。加えて筆者はzeRoさんの著作も読んでおり一度話してみたいというミーハー心も満たせました笑。
全体を通してあえて微妙だった点を言うとサービスが始まったばかりだからだと思いますが、サイトの見やすさが安定していなかったり確認メールの文言がわかりにくかったりする点がありました。
ちなみに今回はプレオープン期間だったので受講料は2000円と比較的安い価格でした。この先サービスが本格化していくとこれ以上の受講料になると思われます。
受講料が高いと思うかもしれませんが、実績のある強者や麻雀プロの方にマンツーマンで個人レッスンをしていただけるという機会は大変貴重です。気になる方はぜひ試してみてください。