麻雀鳴きの教科書レビュー

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今回は23日に発売の新戦術書「麻雀 鳴きの教科書」の紹介です。

著者はこのブログを読んでいる方にはおなじみの平澤元気プロ。

平澤プロは優れた戦術書を多数書いており、最近ではyoutube活動(登録者数2万人超 2019年末時点)、麻雀上達のためのオンラインサロン開設、と近年の入門者は麻雀上達する上でほぼ必ず彼の名を見るのではないか、と言えるほどの人物です。

そんな平澤プロの新著は鳴きに関する本です。鳴きについていまいち自信のない人におすすめしたい内容です。

目次

鳴きの教科書

本書はタイトル通り「鳴きの教科書」と呼べるもの。

鳴きについての考え方、基本的にすべき鳴き、すべきでない鳴き、状況との兼ね合い方等々、「鳴き」についての技術を網羅的に学べる本です。

5章32テーマで構成されており、各テーマについて牌姿を用いて詳細解説していくかたちです。最後に練習問題が20問。構成自体はこれまでの平澤本と同じと思ってよいです。

難易度としては、初心者〜中級者向け。

初心者向けの鳴きの本には「麻雀麒麟児の一打鉄鳴き」、上級者向けの鳴きの本には「麻雀勝ち組の鳴きテクニック」がありますが、その間(若干初心者寄り)のレベル感です。

平澤プロの戦術書全般の特長と言える丁寧な言語化、「考え方」の説明がしっかりとされており、「これは鳴く」「これは鳴かない」だけではなく、根本的にどう考えるのが良いのか?なぜ鳴くという結論になるのか?どの程度鳴き寄りなのか?と考える手助けになる本です。

「鳴きについて自信のないところがある」という人にはまずオススメしやすい一冊です。

じっくりと読んで理解できれば(特に第1章)、場況等でぼやけやすい鳴きへの意識・基準がよりハッキリとしていくでしょう。

動画と提携した戦術書

今回の戦術書は、少し珍しい特徴があります。

それは、本文中に補足の動画へのQRコードが付属していること。

そのテーマで語りきれなかった部分や、前提知識のおさらいがyoutube動画のリンクとして付属しています。

これを視聴しながら読むことでより深い知識・理解が得られます。youtuberとして活躍している平澤プロならではの仕掛けです。

鳴きについて網羅した本は少なく貴重です。鳴くor鳴かないだけではなく、そのロジックも追うのはさらに難しいことです。動画学習も織り交ぜながらじっくり学ぶべき一冊です。

 

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