麻雀の戦術書は役に立つのか?

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ここ最近、麻雀戦術本の発売が賑わっているように感じます。麻雀ライターの福地誠氏をはじめ、麻雀プロや天鳳の強者によって作られた戦術のまとめ本が沢山販売されています。

さて、これらの戦術書は実際に役に立つのでしょうか。そもそも麻雀はめまぐるしく状況が変わり、同じ状況は二度と現れないようなゲームです。そんなゲームで、本を読んで得られることはあるのでしょうか。

特に今回は麻雀の上達のために本を買ってみようかと迷っている人にはおすすめの記事です。

目次

上達に役立つかは本によって違う

麻雀本の出版はかなり色々な種類の人がしています。麻雀プロは勿論のこと、麻雀ライターと呼ばれる人や、麻雀の研究者、また、ネット麻雀の有名な強者など、かなり幅広い人が本を出しています。例えばこれが将棋や囲碁では莫大な数の戦術書のほとんどはプロが書いたものです。プロの書いた知識や戦術は超一流のものだと考えてよいでしょう。

しかし麻雀本の出版はさまざまな人がしているので、中身の知識もかなり毛色の違うものだったりします。ある本では推奨している戦術が、ある本では非推奨していたりします。勿論麻雀の研究自体、人間が完璧に解析できているものではないので仕方ないのですが、これは初心者にとっては非常に分かりにくいことです。

さらに麻雀の場合はプロが書いたからと言って上達に役立つ情報が書いてあるとは限らないというのが驚くべき点です。特に昔の麻雀プロはかなりオカルトや流れを意識しているので、実用的ではないことが書かれていたりします。これは囲碁や将棋とは大きく違う点で、注意が必要です。もちろんそれとは異なり有益なデータや知識、定石などを体系的にまとめた本も存在します。

それでも戦術書は読むべき

勿論かなり有益な知識や戦術を書いた本も存在するのも事実で、むしろこれらの本は麻雀が強くなりたいという人は必読だと言えます。基本的に、麻雀の上達はただ打つだけでは望めません。沢山のセオリーやデータを学び、その上で自分なりに考えて判断することが重要です。

特に統計データを載せている戦術書や、確率に基づいた戦術を載せている戦術書は必読です。こういった体系的な知識を得ることは麻雀の基礎力を上げるのに重要ですし、麻雀を打つだけでは決して得られない知識です。麻雀は実践で得られるもの多いですが、座学で得られる知識も同じくらい多いです。これらの本は積極的に読むべきだと言えます。

麻雀は同じ局面になることは全くないと言われるほど状況が多彩なゲームですが、それでもセオリーや考え方など、ある程度一貫した戦術は存在します。それらを知っているか知っていないでは強さに大差が付きますし、基本的な知識ありきで、その場その場に対応していくことが重要なゲームです。

特に最近は麻雀の統計的な研究や、オンライン麻雀の強者などの戦術書出版が盛んになってきており、かなり良質な戦術書が多くなってきています。昔はオカルトを本にしたものもありましたが、最近の戦術書はほとんどが確率や実績に基づいたものであり、実用性の高いものが多くお勧めです。今は非常に麻雀が強くなりやすい時代と言えます。せっかくよい環境になっているのですから、積極的に活用しましょう。

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