初心者が対局中に考えるべき思考と向けるべき視線

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対局中は考えないといけないことがたくさんあります。

一巡毎にめまぐるしく変わる状況の中、より良い一打を考え続けないといけません。

考え続けるというのは非常に集中力を使います。

何を考えて、何を考えなくていいのか。これは上級者でも差が出るポイントです。

今回の記事では、初心者向けに対局中どんなことを考えればいいかや何に目を向ければ良いかを書いてみます。

あくまで初心者向けですので、上級者の方とは異なる内容となりますのでご注意ください。

目次

基本は自分の手について考える

さて、配牌をもらったらまずドラを確認して、親が誰で、自分の風牌は何かを確認してください。余裕があれば、今何局で点数状況はどうなっているかを確認してください。

当たり前のことだろうと思いますが、これはどんな時も常に忘れず確認してください。

慣れた人でも、前局のことを考えていてドラを見忘れるというのはありがちなミスです。徹底して習慣化しましょう。

配牌を見てからは自分の手の進行について考えます。

牌効率をしっかりと考えて、まっすぐあがりに向かいます。初心者のうちは、基本的に自分の手牌について集中して考えます。

あまり相手の河などを見る必要はありませんが、自分の手の関連牌が枯れてないかの確認や、自分の鳴きたい牌はしっかりと見逃さないようにします。

相手が手出しかツモ切りかとか、テンパイしてそうかとかは考える必要はありません。強くなってきたら考えるべきですが、現段階ではそこまで情報を処理できないはずですし、それなら自分の手に集中しましょう。

9割くらいは自分の手に目を落として良いです。1割くらいは相手の河を見ます。

視線の流れとしては、

(開幕)ドラや点数、親の確認→手牌の確認、進行→(随時)自分の手の関連牌の確認、鳴ける牌の確認

という感じになります。

要は自分の手の関連牌の確認だけはしっかりとしようということです。河を見ると言うと守備やケアを連想しますが、まずは攻撃に関することに力を注ぎます。

この時点ではあがりへの道だけを考えます。攻撃モードと言ったところでしょうか。

リーチかドラポンには河を見る

さてひたすら攻撃を考えれば良いのかというとそうではありません。

特定の状況下においては河に視線を落とし自分の手の都合よりも相手へのケアを優先しないといけなくなります。

それが対リーチ時と対ドラポン時です。

リーチを受けたら必ず相手の河と自分の手を見比べてください。

リーチにオリたほうが良いと思えるなら、現物を優先して切ってベタオリします。その後も河は常に注目してください。

ここで重要なのはリーチ者の河は勿論ですが、他の二人の河も注目するということです。他の二人が押しているのであれば彼らへの安牌の準備も必要になる可能性があります。

自分がベタオリするのであれば共通安牌を抱えられるか考えながら打つ必要があります。

このように、対リーチ時には河を見る重要性が上がります。

リーチがきて、オリる場合はすぐ守備モードに切り替えましょう。

全員の河を見るのは大変ですが、ベタオリする場合であれば自分の手を見る必要性は下がりますので、なるべく河に視線を向ける癖をつけましょう。

守備モードのときは7割くらいは河を見て、3割くらいで自分の手を見るイメージで。

対リーチに守備モードに切り替えられる方は多いですが、初心者が見落としがちなのがドラポンです。

他者の鳴きに毎回注目する必要もないのですが、ドラポンだけはしっかり見ましょう。満貫が確定しているわけですから、下手なリーチよりも危険です。

リーチと違うのはテンパイしているか分からないということですが、序盤以外であればテンパイしていると考えた方が無難です。

中盤以降のドラポンに対しては対リーチと同様に守備モードに切り替えましょう。

勿論自分の手が押す価値のある場合は良いですが、そうでないならしっかりと河を見てオリましょう。ドラポンに対してしっかりとオリられるかはかなり成績に影響を与えるスキルです。

余計なことは考えない

思考の流れはこんな感じでしょうか。

まずはあがりに一直線に向かい、リーチやドラポンが来たら押し引きの判断をしてオリなら守備モードに一気に切り替えるというのが毎局の流れです。

あがりに向かっているときも他者の動向に注目するのは大切ですし、ドラポン以外の鳴きも見て役や打点を推測するのは上級者にとっては当たり前のことかもしれません。

ただ、初心者のうちはまずは意識的に攻撃モードや守備モードに分けて、メリハリよく戦ってみてください。攻撃モードなら守備の事は考えなくていいですし、逆も然りです。

常に河を見て、常に他者の動向を伺い自分の打牌判断に加味するというのは正しい戦略ですが、理想であって現実的には無理なはずです。

毎局無意識にドラや点数状況を毎回把握できて、対リーチには瞬時に押し引きを判断し他の二人の動向もチェックすることができるレベルになってからの話です。

まずはリーチやドラポンなどケアすべきものを選別して、それ以外は無視で良いです。ただしその分リーチやドラポンは毎局必ず注目する癖をつけましょう。これらを習慣化してから次のステップに進みます。

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