このブログでは上達法の一環として戦術書の紹介を積極的にしてきましたが、先日上達に使えそうなスマホアプリを発見しました。その名も「麻雀一択何切る」。iPhone・Android両方に対応しているようです。今回はこのアプリについて紹介します。
目次
麻雀一択何切るとは
「麻雀一択何切る」はスマホアプリです。無料でインストールができます。内容はいたってシンプルで、何切る問題をひたすら解いていくものです。ウザク本がアプリになったもの、と言えばわかりやすいでしょうか。
↑シンプルなタイトル画面
スマホアプリと何切るの親和性
いつかこのようなアプリが出るだろう(実は自分で開発したいとも思っていました)とは思っていましたが、やはりスマホアプリと何切る問題の親和性は凄まじいものがあります。上達するためのコンテンツとして、戦術本やネット麻雀にはないスマホアプリならではの利点を紹介していきます。
解答情報やブックマークを記録
基本的にはたくさんの何切る問題をひたすら解いていくアプリです。一択何切るというタイトル通り、自分の手牌だけで答えが一択に絞りやすい問題ばかりです。
すべての問題は解く際に時間が計測されます。これによってじっくり考えずに瞬間的な判断を下す訓練になります。また、自分がどのような問題だと時間がかかるのかということがわかりやすいです。さらに問題にブックマークをつける機能もあり、あとで見返したい問題を登録しておいてじっくり取り組むことができます。
↑左上で解答時間が計測されている
問題は一覧から好きな問題を選んで取り組むこともできますし、ランダムに解いていくこともできます。また、自分の解答履歴は残されており、自分が過去に間違えた問題だけに取り組むこともできるので、苦手な問題に効率的に取り組むことができます。
↑問題一覧
↑出題設定
正答していない問題をやる→5秒以内に正答していない問題をやる という流れでひたすら問題を繰り返せば自然と牌効率の力がついていくでしょう。
時間と場所を選ばず取り組める
また、スマホアプリの利点として時間と場所を選ばずに取り組めることも挙げられます。スマホを持っている方なら、普段持ち歩かないということは少ないでしょう。通学・通勤や休憩時間、出先でのスキマ時間などにサクッと何切るを解くことができます。スマホでできるオンライン麻雀もありますが、オンラインなのである程度の時間が確保できている状況でないとやりにくいです。その点オフラインで一問一答型のこのアプリならほんの少しの時間でも取り組めます。
上達するには本人のモチベーションや努力も必要ですが、取り組みやすい環境づくりも重要です。ふとしたときに手軽に起動できるスマホアプリは戦術本やオンライン麻雀にはない魅力です。
問題の質と量
無料アプリなので、問題の質と量に心配があるかもしれませんが、問題数は400問以上(5月27日現在)です。ちなみにアプリ公開当初は300問程度でしたが、アップデートによって増えています。
また、問題の質ですがアプリ内のクレジット画面にある通り、麻雀研究を行なっている方のシミュレータを参考にしていたり、現代麻雀技術論でおなじみのネマタ氏の意見も反映されているようです。
筆者の体感的にも、ウザク本(麻雀傑作「何切る」300、麻雀定石「何切る」301)に匹敵する難易度の問題ではないかと感じました。全くの初心者というよりも、5ブロック打法や完全イーシャンテンという概念を知っているというレベルの方向きの難易度だと思います。
有料でも全くおかしくないクオリティのものが無料で使える素晴らしい時代になってきました。昨今麻雀の上達の高速道路ができてきていると言われますが、高速道路に無料で乗れる機会ですので、ぜひ試してみることをおすすめします。